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虹と初冠雪と正殿の儀

 
   虹と初冠雪と正殿の儀      
    令和元年10月22日(火)
                               
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  • 即位礼正殿の儀
    皇居に虹
    富士山初冠雪

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    (山部宿禰赤人)

    天地の 分れし時ゆ 神さびて 高く貴き  駿河なる 富士の高嶺を 天の原 降りさけ見れば 渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず 白雲も い去きはばかり 時じくぞ 雪は降りける 語りつぎ 言ひ継ぎ往かむ 富士の高嶺は

    天と地が分かれた時から、神々しく、高く貴い、駿河にある富士の高嶺を、大空高く仰ぎ見ると、その高さに遮られて、空を渡る日の光も隠れ、照る月の光も見えず、白雲も行きためらい、季節の区別なく、いつも雪は降っていることよ。
    この富士の高嶺の高く貴い姿を、後の世の人々にも、まだ見ぬ人々にも、いつまでも語りつぎ、言い継いでいこう。

                
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