「藤沢ぶらぶら」 [令和6年 (2024)]
「藤沢ぶらぶら」
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「天気がよければ江ノ島まで歩こうか」と書いてみたが、その気持ちはあっても「まだこの身体では無理だ」と自分でも分かっていた。
それでも2日前から踏み台昇降を再開した。ところが、1分で息切れして、2分で止めざるを得なかった。入院前は、15分ずつ4回の1時間が日課だった。それでもなんとか、2分を8分にして、日に3回のノルマを課した。
そして今日は、杖にすがって外の風に吹かれようと「藤沢ぶらぶら」と洒落込んだ。といえば聞こえはいいが、何のことはないみすぼらしいじじいが、よたよたと杖にすがって彷徨うだけである。でもじじいは「このリハビリを経れば、また颯爽と銀座の街を闊歩できるんだ」と歯を食いしばるのだった。
散歩といえば聞こえはいいが、何のことはない昼飯を食うための言い訳である。でもいいんだ。歩けて飯が食えればリハビリにもなるんだから。ぐるぐる回ってみたが、何のことはない、結局はいつもの小田急レストラン街にいた。ひとり焼肉をしたが殊更旨くもない。周りも老人だらけで、これが日本の実情だと思い知らされた。
2024-03-18 11:00
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