「境川名残の桜」 [令和6年 (2024)]
「境川名残の桜」
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昨日はちょっと無理して5000歩を越えた。これならなんとか境川まで歩けそうな気がした。もし駄目なら途中からでも引き返せばいいと歩き出した。
藤沢駅を南に下り、ファミリー通りを抜けて、階上通路で境川に出た。ここから数百メートルの境川堤は桜並木になっている。土日は散策の人や酒盛りの人たちが埋め尽くして、歩くのにも気遣うほどである。
しかし、平日の水曜日とあっては人通りも疎らである。それでもぽっりぽつりと酒盛りの人もいるし、散策の老いた夫婦や、真新しいランドセルの小学生集団と親御さんたちが桜の下で入学記念の写真を撮っていた。
一昨日の雨風で散った花びらが通路にへばりついている。しかし、見上げた桜の中には、すでに葉桜やまだ蕾もあって、天気の悪戯で今年の桜はチグハグとなっていた。こんな年もあるだろうと、なんとなく自分の置かれた状況と重ね合わせて笑ってしまった。
今年の名残の桜も、望んでいた名所旧跡の桜とはいかなかったが、自分の足で藤沢の桜の下を歩けただけで満足だった。
2024-04-16 11:38
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