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尚弘親子と江の島散歩 

 
   尚弘親子と江の島散歩      
    令和元年10月19日(土)
                               
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  • 近頃嬉しいのは、教え子たちがお子さんを連れてじじいに会いに来てくれることである。でも今まではどちらかと言えば赤ちゃんか、3歳位までの女の子が多かった。それがなんと今回は「中学生の男子」が来るというから、じじいは数日前から「どんな話が聞けるか」とウキウキしていた。

    藤沢に引っ越して20年近くになる。ここなら教え子に会うことも稀だろうと思っていたが、なんと近頃は駅に向かう途中で必ず誰かに出くわすのである。数日前も「〇川の体育祭が中止になったのです」と悲しそうに語る親子3人と出会い。昨日も滅多に藤沢に来ない教え子とばったり出会って挨拶を聞いていたら、片瀬江ノ島駅行きの電車に乗り遅れて地代親子を待たせてしまった。

    駅前で待つ地代親子と握手して「お名前は?」と聞くと「〇山です」という。珍しい名前なので聞き返すと、尚弘パパが「実は母方の父が着物の絵付師で号を『〇山』と名乗っていたのです。ぼくはこの〇山という名前が気に入っていて、自分に男の子ができたら〇山と命名しようと思っていたのです」という。父親としての彼の子に対する期待と愛情が注ぎ込まれたエピソードに、じじいは会った途端に嬉しさに飲みこまれていた。

    3人並んで弁天橋を渡りながら江の島の大鳥居の前に立った。5年ほど前に尚弘パパと同じクラスの章光くんと立ち寄った寿司屋の話をしながら、江ノ島は初めて来たという〇山くんを誘って江の島神社にお参りすることになった。その神社の赤鳥居をバックに3人で写真を撮った。実は、ここまではじじいは元気だった。

    石の階を上り、折れ曲がる最後の階段まで来た時にじじいは足が前に進まなくなった。それに気づいたのか尚弘親子は「先生、無理しないで戻りましょうか」と聞いてきたのを断ることもなく、ゆっくりと青銅鳥居まで戻ってきた。「ランチしましょう」というので、以前江の島に来てくれた有希子や希美とも立ち寄った食堂に入ろうとしたが満席だった。仕方なく隣の大きな食堂の2階の弁天橋の見渡せる席に着いた。

    その店で、またまたサプライズが起こった。なんと我々の会話を聞いていた女将さんが「家の息子も〇川〇園の観光科でお世話になっています」と話しかけてきた。普通なら客に話しかけることなどないはずなのに、学校の名前が出たことでどうにも話しかけずにはいられなくなったのであろう。〇山くんにあれこれ質問して彼も迷惑だったろう。それでもサッカーのことや、カナダに一人で3回も旅行したことも聞かせてくれた。その喋り方表情をみながら、高校時代の尚弘パパと重ねてじじいは愉快になっていた。

    でも〇越じじいの喋りは、まだまだいつものような饒舌とはいかなかった。尚弘パパが「先生、コーヒーでも飲みましょうか」と誘って、江の水前のレストランに入った。ここででじじいは、尚弘パパにも質問を浴びせ「奥さんとの出会いは・・」と聞くと、なんと息子の前でも楽しそうに聞かせてくれた。高校時代の彼にはない話しぶりで、老眼鏡を取り出してスマホの画面をじじいに見せてくれた。白内障のじじいは「この人が奥さん?」と聞くと「娘の〇海です」とすっかり父親の顔になって嬉しそうである。

    JR藤沢駅の改札口で、〇山くんから虎屋の羊羹をいただいた。2人は「湘南新宿ラインで帰ります」と何度も振り返りながら手を振っている。

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    ※「家に着きました」と尚弘パパからのメッセージが届いた。でも返事もできずに、今朝じじいは、そのお礼とお詫びを書いたのだった。

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    どうしたことだろう。藤沢駅の改札口でお二人を見送って家に帰ると、どっと疲れが出て食事もしないでシャワーを浴びて、そのまま寝てしまいました。

    せっかく親子で江の島まで訪ねてくれたのに、江ノ島神社にもたどり着けなかった。ランチしながらお話ししましたが、いつものようなお喋りができず自分でもイライラしていました。豪山くんへの参考になるお話もできず、まとまりのないお話になってしまいごめんなさい。 夏の疲れがそろそろ出たとは思いますが、年々体力・気力が衰えてきました。

    昼ごはんごちそうさま。江の島神社での写真と好物の虎屋の羊羹をありがとうございました。すこし元気が戻りましたので、今日の妻とのコーヒータイムは虎屋さんです。 
     
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