SSブログ

「なんとなく」 [令和6年 (2024)]

 

  「なんとなく」
 
          令和6年3月8日(金)
   
         ~~~~~~~~~~~~~~
  • 昨日の夕方に電話があって、じじいの小さな恋人のさやか姫が明日はじじいに会いに来るという。昼過ぎだと聞いていたから、そんなら来るまでに踏み台昇降をしておこうと始めた。なぜかウキウキ元気が出て、10分ずつの2回を達成できた。

    お子たちの成長のはやさは驚くばかりである。幼稚園の時に比して、8歳の小学生になったさやか姫は、顔を見るなりじじいにハグしてくれる。しかし、以前にはなかったことだか、なぜかこちらのじじい方がドギマギするのである。じじいの食欲が落ちていると察して季実子ママは、菓子パンやカステラ等を差し入れてくださる。

    親娘はじじいを気遣って40分くらいで「大好きな江ノ島水族館に行ってきます」とさやか姫親娘は帰って行った。それを見送り、じじいは日課の散歩に出た。気になっていた早咲きの桜は、小さな公園で盛りを過ぎて散り始めていた。なぜか「今日は遊行寺迄歩いてみよう」と思った。

    遊行寺は、東の方角にあるから何処までも何処までもお日様を背にして歩くことになる。暖かな午後の陽射しに背を押され、遊行寺坂側から境内に入った。どうしたことか遊行寺の境内はいつになく人が多くいた。寺の行事のない日に珍しいと思いながら、大銀杏を囲むベンチに腰を下ろした。

    そこでどっと疲れが出て、遊行寺いろは坂ではそろりそろりと一歩一歩踏みしめながら下った。藤沢橋を越えると、わが家迄は急な坂を上り下りせねばならない。何度か休みながらよたよたと歩いたが、次に来るときはきっとスタスタ歩けるだろうと、今の苦しさよりも次回の散歩の方が楽しみになった。


      432777661_7582424558447615_2041028582473211531_n.jpg



nice!(19)  コメント(0) 

nice! 19

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。