鉄道模型クラブの新春運転会
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
-
藤沢市薬事センターというのがじじいのマンション近くにある。このセンターがじじいの散歩コースにあるとはいうものの、なんでじじいが湘南模型クラブと、どこでどう繋がっているのかと疑問に思う人もあるかも知れない。
正直に言うとじじいは鉄道模型なんぞに興味はない。それなのに開催ごとに顔を出しているのには理由がある。実は、この会の会長と副会長が、じじいの初任校であった〇〇高校の卒業生であるというご縁であった。直接教えたことはないが、今年喜寿を迎える2人は「〇〇高校時代から鉄道模型クラブをつづけている」らしい。
初めて顔を出した時にじじいが「長く玩具の鉄道模型をつづけているんだね」とお世辞のつもりで言った。すると2人から「鉄道模型は玩具ではありませんよ。鉄道模型の車両と線路は対であり、厳しい縮尺に基づいて正確に作られていますから、プラモデルや置物などの玩具ではありません」とこっ酷く叱られた。
いづれにしてもじじいは鉄道模型には興味がない。会長の「自分の子どもか孫以外は、勝手に模型に触るから会場に入れません」との言葉に質問すらできずにいた。でも会場に数人のお子さんがいたのは、きっとお孫さんたちだったのだろう。
だからじじいは副会長を振り返って「ところで、こんな立派な模型を買ったらどのくらいかかるのだろう」と無粋にも値段のことを聞いてみた。すると彼は「彼は高校時代から1度もやめていないので、おそらく豪邸の1軒も建つぐらいの金を掛けています」と笑いながら言った。
それにしても鉄道模型を趣味としている人が、こんなにも会場を埋め尽くしていることに驚いた。忘れて急いで会場に来たので空手であった。照れ隠しに「また5月の開催に来ます」と写真を1枚撮らせてもらって会場を後にした。
※1枚目はじじいの撮影で、2枚目は「湘南鉄道模型クラブのホームページ」の写真を借用させてもらいました。