SSブログ
素顔の境川を訪ねて ブログトップ
前の1件 | 次の1件

素顔の境川を訪ねて 【2】  [素顔の境川を訪ねて]

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  素顔の境川を訪ねて 
         
-源流踏査から河口までー (その2)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 第1章 境川ぶらぶら探訪記

    境川ひとり探訪記 (藤沢遊行寺橋から、大和横浜両市の県営いちょう団地まで)

     自分から「境川ぶらぶら探訪記」を書かせてほしいと申し出ておきながら、いくら祭礼のためとはいえ大事な1回目の実地踏査に参加することができなかったことは残念であった。
     そこで7月26日、ひとりで境川自転車専用道路を走ることにした。

     実はいままでにも何度か境川道路を走行している。しかし、それは境川の四季の変化を楽しみながらの、気楽なサイクリングであって、境川に特別の関心や興味があってのことではない。
     そこで今回は視野を広げて、「素顔の境川」を見てやろうと思ったからである。さらに、暑い中を走行した先達3人のご苦労にも報いたいと思ったからでもあった。

     私が藤沢に住むことの魅力の一つには、だいたいが平坦地で、体力的にもあまり無理のない「サイクリング道路」が完備していることにある。

     我が家を出発して、藤沢警察署方面に向かい長久保公園を一巡りして、引地川沿いを下って海に出る。その日の気分によっては、鵠沼海岸から相模川河口の柳島まで遠出することもある。
     また別の日には鵠沼海岸の新江の島水族館を経て江の島に向かい、境川に沿って江の島道を上り秩父宮記念体育館の横から467号線に出て、藤沢駅を経て我が家に戻るコースもある。

     時には天気がよいのに誘われて、江の島からそのまま腰越・稲村ヶ崎を巡り、鎌倉の鶴岡八幡宮から建長寺前を走り抜けて大船観音を右に見ながら藤沢に帰ることもある。

     遊行寺橋から藤沢市民病院に向かい国道1号線下の隧道を抜けて、今日の出発点の鷹匠橋から、「境川451号 藤沢大和自転車道」に入った。
     朝7時30分だというのにもう犬と散歩する人、自転車の高校生、陽射し除けをスッポリと覆った女性たちも歩いている。沿道の小さな公園では、初老の男性が美味そうにコップ酒をぐいと飲み干した。

      境川大橋 東海道国道1号線 (平成20年1月7日撮影)
     

      鷹匠橋からの境川
     

      これより藤沢大和自転車道
     

      藤沢大和自転車道の案内図
     

     
     1ヶ月前に来た時には、境川の川面が見えていた。

     しかし今日は、葛の葉や名も知らない雑草に覆われて左も右も前方も見えない。私は右岸(川上から川下に向かって右側の岸)を走るが、いつもなら大清水橋を過ぎると大清水浄化センターと西部下水処理場の2ヶ所の排水溝から、少し泡の浮いた白っぽい処理水が放水されているのが見える。

     だが今日は排水の音だけしか聞こえない。この川の水質検査結果を閲覧したこともないので、どの程度汚水が浄化されたものなのかも定かではない。でも、これでも世界につながる「海」の汚れが少しでも緩和されているのだろうと思いながらも、人間の営みと環境問題の難しさを感じていた。

      国道1号線から1km地点 右前方に大清水浄化センターの放水路が見える。
     

      大清水浄化センターの放水路
     

      西部下水処理場の放水路
     

      国道1号線から1.5km地点
      

       国道1号線から1.5km地点 境川周辺の風景(拡大で撮影)
     

      国道1号線から2.0km地点 境川周辺の風景 
     
     
     
    立石橋にさしかかると、ようやく左右の雑草は刈り取られて見晴らしがよい。

     やがて川沿いの道は、田んぼや畑が広がる境川沿いの藤沢農村地帯に入ってゆく。近くにはビニールの温室、遠くには緑の森が見え、国道1号線から2,5kmの標識も見えてきた。

     川上の方向に旧横浜ドリームランド(現横浜薬科大学)の高い塔が、梅雨明け前の空にかすんで見えた。

       東西橋から見た境川 中央前方には旧横浜ドリームランド(現横浜薬科大学) 
     

     
     国道1号線から2.5km地点 境川周辺の風景
     

      両脇の土手がなだらかになったためだろうか、川幅が少し狭くなった感じがする。

      水量が減ったのは確かのようである。川に流れも見られるようになった。

      
     

前の1件 | 次の1件 素顔の境川を訪ねて ブログトップ