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前倒しの「父の日」



   前倒しの「父の日」
 
     令和5年6月14(水) 

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  • 今朝のテレビでも「母の日に比べて父の日は影が薄い」と言っていた。だが、これも考えようで「父への感謝は特定の日だけでなく毎日だ!」と解釈すればよい。

    娘から「来週の日曜日は藤沢に行けないから、明日の土曜日に行きます」と電話が来た。そして続けて「今回は家から出ないで寿司でも取り寄せて、お母さんとゆっくりお喋りする」と指示してきた。

    じじいはいつものことだからと気にもせずにいた。当日の娘は紙袋を抱えて乗り込んできて、チャチャと掃除を済ませて、テーブルに寿司やらつまみやらを並べている。こういう時はじじいは口出ししないように心掛けている。

    日本酒のお猪口を出して、娘は箱から司牡丹特別純米酒「ハナトコイシテ」の栓を抜いて、「ちょっと早いけど父の日おめでとう!」と言いながら注いでくれた。こんな時にじじいは言葉も見つからずに、ただ「ありがとう」とだけ言った。でもサプライズ好きのじじいだから、心に中ではニヤニヤしていた。

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    じじいは牧野富太郎が好きで、その繋がりで朝ドラの「らんまん」は毎朝観ていることを娘は知っていた。この「ハナトコイシテ」は、その牧野富太郎の実家のあった高知佐川の造り酒屋の流れを汲むものであった。

    草をしとねに木の根を枕花と恋して九十年(牧野富太郎)

    (参考)
    【牧野富太郎博士】

    司牡丹の高知県佐川町出身の世界的な植物学者で、実家は造り酒屋でした。幼少時より植物に大変興味を抱き、明治の中ごろに酒蔵を人手に渡して上京。(最終的には司牡丹酒造が譲り受けます)以来植物研究に生涯を捧げます。博士による植物の新種の発見命名と分類変更は約2,500種に及び、実に日本の全植物の約3分の1の名付け親となっており、まさに「日本植物学の父」と称されいます。

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