箱根駅伝と初詣 [つれづれの記]
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箱根駅伝と初詣
あけましておめでとうございます。
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- 世界各地で異常気象が起こっています。国内では年金問題が解決しないままで、平成20年(2008)を迎えました。そして私は藤沢の地に住んで6回目の正月を迎えています。
でも実際には、それ以前から娘が先に住んでいまして、私たち夫婦は「週末藤沢市民」でしたから、都合15年ほどは、この街で箱根大学駅伝を応援していることになります。
年の瀬の慌しさをくぐり抜けて元旦を迎え、久しぶりに揃った家族が膳につきお屠蘇で祝うと、目に入るものの全てが心なしか新鮮に見えます。
去年あった嫌な事件や格差社会に対する憤懣なども、せめて正月の三が日だけでも心の隅に保管して、お屠蘇気分で箱根大学駅伝を楽しみたいのです。
藤沢には名刹遊行寺がありますが、ここは駅伝の選手にとっては、横浜の権太坂とならぶ坂の難所だそうです。その遊行寺坂を下りきると、境川に架かるこの界隈では渋滞で評判の藤沢橋があります。
さらに、その先には衝立のように行く手を遮っている上り坂が控えています。その坂を上り切って藤沢小学校前を、今度は下り切ったあたりには左右がよく見通せて、応援には最適の場所となる南仲通交差点があります。
ここは東海道線藤沢駅から徒歩8分ほどの場所ですから、毎年午前10時頃ともなりますと、どこからともなく人が集まって来て沿道は人の群れで埋めつくされるのです。
先導のパトカーが、選手たちの通過予想時間を報せます。それを見計らって私も群集の一人となります。
駅伝関係の車からは応援の諸注意が流されています。観衆のざわめきの中にはラジオから漏れる実況放送も聞こえています。私の前後が通勤電車並みの混雑になりますと、あたりはいやが上にも期待で膨らみます。
それぞれの大学の応援の人たちが、それぞれのスクールカラーで染め抜いた大学の幟や手書きの横断幕をひろげます。両脇に抱えた新聞社名の入った小旗を係りの人が配布します。
にわか評論家が登場して、今朝の選手の体調から過去の実績、そして昨年までの大学の実績に至るまでを専門家のように解説しています。やがてにわか評論家は、今年の駅伝の優勝予想に入ります。
群集の期待が最高潮に達した時に、忽然と先頭の選手が現れてあたりがざわめきます。
あれほど今か今かと待っていたのに、山梨学院大学の選手は甲斐武田の旗印の風林火山のごとく、目の前を「疾風」のように駆けぬけて行きました。たちまちに小さくなってゆく選手の後ろ姿には、若者の爽やかさだけが満ちていました。
すべての選手があっという間に駆け抜けて、あれほど喧しかった沿道は、たちまち元の静けさに戻りました。その時を待って私は、毎年恒例となっている初詣に出かけるのです。
(註)2日間連続した酒は身体の隅々まで循環しています。私のブログのタイトル「遊行上戸」を気取っているわけではありませんが、ふらりふらりと初詣に出かけたのでありました。
以下は、その酔眼朦朧の状態で撮影した証拠の写真であります。
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箱根大学駅伝往路 (平成20年1月2日)
第1位は山梨学院大学 (第3区、藤沢南仲通交差点付近) (連続30枚以上も撮影したのですが、残念ながら選手が写っていたのは、この1枚だけでした)
静かな遊行寺 (初詣1番目) (つれづれの記「遊行上戸」を参照ください)
今年は、舟玉神社(初詣2番目)にもお参りしました。
酔っていて記事を書くことができません。そこで神社の由来は案内板にある解説文を盗用しています。
舟玉神社からとって返し、ふたたび遊行寺橋を渡って、「白旗神社(初詣3番目)」に向かいます。
遠くの方から祭囃子が聞こえます。
あまりに多い参拝者に吃驚(数百メートルもつづいているのです)して、明日にでも出直します。(つれづれの記「まつりだ祭りだ」を参照ください)
白旗神社 (湯立神楽舞台)
(つれづれの記「湯立神楽を観ました」を参照ください)
皇大神宮(初詣4番目) この神社の「人形山車」が有名なのですが、まだ観ていません。もしも、今年の8月17日に観ることができましたらご報告します。
ここも第1鳥居まで参拝客がならんでいましたので、明日にでも出直します。
以上、箱根大学駅伝と初詣を報告しました。
今年もよろしくお願いします。
2008-01-02 22:24
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