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95歳の作った野菜 

 
    95歳の作った野菜      
    令和元年11月30日(土)
                               
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  • 数え年95歳といえば、2019年(大正13年)の生まれということになる。近頃足腰や目や耳が衰えたと嘆いているぼくは数え年の80歳である。それなのに〇実子のおじいさんは95歳で、ぼくより15歳も年長なのに今日も畑でせっせと元気に野菜づくりに励んでいるという。我が家にも95歳のおじいさんの丹精した野菜が時折届けられ、弱音を吐いているぼくも、長寿にあやかりたいと新鮮で瑞々しい野菜さんたちをいただいている。

    このようにお元気ならば、ぼくもあと15年生きれば「どんな世界が見られるか」と楽しみになる。しかし、それも「もし元気なれば」という条件付きである。ぼくは「命を大事にしている」が、もし倒れて他人様にご迷惑になるようなことでもあればと、平成24年に「尊厳死のお願い」を提出し携行している。若いころは、元気だったから「こんな高額な健康保険を支払わされている」と不満に思っていた。

    ところが70歳を過ぎるころから、あちこちと病に苦しめられて病院通いがつづくようになつた。自分を引き合いに出すのは憚れるが、若いころに健康保険料が高すぎると言っていた自分を恥ずかしく思うようになった。だから、なるべく健康であるよう心がけて、なるべく健康保険支出を減らそうと心がけている。このじじいのせめてもの行為としての「尊厳死のお願い」であった。

    でも、それは消極的な努力であったと95歳のおじいさんに教えられた。おそらく、日々畑での野菜づくりをしているということは、医者にもほとんどかかっていないことの証明であろう。医者にかかるより、まず元気に生きることを心掛けるべきだと教えていただいた。

    さて、このキャベツとカブとチンゲン菜をどうやって美味しくいただこうか。

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