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山田洋次の大阪喜劇を観た。


   
山田洋次の大阪喜劇を観た。     
    令和2年2月7日(金)
                               
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  • こんなこともある。じじいが「新橋演舞場でやっている松竹新喜劇を観にゆかないか」と誘ったが、数人から「その日はあいにく・・・」と断られてしまった。そんな時にふと思い浮かんだのが、大学生時代の同級生の女性の顔だった。というのも、彼女は毎年開かれるじじいの不出来な仏像に会いに来てくださる奇特な人だったからである。

    その彼女は、当時先駆的なファッション雑誌として多くの読者の支持を得ていた〇〇でバリバリ働いていた。その後どんな経緯があったのか知らないが、いつの間にか若い女性の多く集まる酒場とやらをやるようになっていた。じじいも3度ほど、亡くなった作詞家の岡本おさみと尋ねたことがことがあった。世話好きの彼女は、そのお店に集まる若い女性たちに母のように慕われ、いつの間にか多くの仲人もやるようになり、そのお世話した夫婦の子ども(外孫?)がなんと161人もいるという。その店には、岡本おさみのつながりで著名な歌手仲間たちも訪れていたという。

    今夜は松竹喜劇の幕間に、なんとなく語る彼女の人生ドラマを聞いていた。一幕目の「駕籠や捕物帳」が終わっての幕間の時間は、いつもに比べて短く感ずるほどであった。二幕目のあの「男はつらいよ」の山田洋次の「大阪の 家族はつらいよ」であった。そこまで楽し気にケラケラ笑っていた彼女が、ハンケチを出して目元にあてていた。芝居は、定年間近の老夫婦の離婚騒動ドラマであったが、その山田監督の仕掛けた泣き笑いに、昨年夫を亡くした彼女の悲しみとが重なってのことであったろう。

    その雅子さんのコメントにも、そんな思いが書かれていた。

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    只今21時27分帰宅致しました。

    久し振りに笑ったり泣いたり、楽しい時間でした。 おいしいお弁当やお茶までお気遣い頂き申し訳無く思っており ます。お忙しい毎日で、お疲れでしょうにこんなに甘えて良いのかしら・・・ と反省しながらにんまりしてしまう雅子さんです。本当に有り難うございました。

    お会いした時にも申し上げましたが、本当にあっという間の一年でした。そして寂しさって倍になるものとつくづく思います。でも皆さんの私を見守って下さる優しい温かい目に元気や勇気を頂いています。

    有難い事です。これからもよろしくお願い致します。
    あんまり頑張り過ぎないで、お心お身体大事に為さって下さい。本当に有り難うございました。

    雅子

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